日韓関係がなにかとぴりぴりしていて嫌ですね。
仲良くしたらいいのにさ。あおったりしないでさ。

こどもの頃、幸運にもいくつかの国にホームステイに行ったり、いろんな国の人たちがうちにホームステイに来たり、ということが時々あって、
そうした時にしみじみ思ったのは、
「大人たち、特にお互いのおじいちゃんやおばあちゃんたちは仲が悪かったりしたようだけど、
僕らが今(ファミコンとかして)遊ぶには、そんなの全然関係なく仲良く出来るね。」
ということでした。

例えば韓国へ行くと日本語をしゃべれるおじいちゃんおばあちゃんがたくさんいて、ちびっこだった僕はちびっこながらも、
「あー、これ、昔の人達の代わりに僕があやまったほうがいいのか?どうなんだ?」
と迷ったのを憶えています。
でも、現地の友達と遊んでると、
「あ!それよりもいま仲良く遊べばいいんじゃねーの!?」
と思えたのでした。大人の事情は、大人の事情だし。
実際、そのとき仲良く遊べるかどうかに、歴史上の事実なんてまったく関係なかった。

いま大人になって、そのときの感覚は案外間違ってないかもね、と思っています。

政治の問題とかは、僕ら個人が口を出すのは正直むずかしいス。
歴史上に起こったつらいこと悲しいことについて、何世代にも渡って責めたり謝ったりするのも限界があるよきっと。正直。(ただ、繰り返さないことが大切。)

で、そうやって、むずしいんだけどさ、
比較的簡単に出来ることがあって、
それは、こどもたちにいろんな国の友達を作ってあげることなんじゃないかなと。

いま仲が悪い国同士でも、直接出会ったこどもたちはきっと仲良く遊べるんだよね、
政治なんて関係なく、
目の前にいるこの外国の子が、どうしたら喜ぶか、とか、どうしたら仲良くしたい気持ちが相手に伝わるかな、とかをまず考える。
どんな行動をとったらウケるか、とか、考える。
(国境を越える場合、笑いのハードルはかなり下がるよね!)

大人たちの事情は、いずれ老人たちの事情になって、やがて歴史上の事情になる。
外国の友達がたくさんいるこどもたちは、いずれ、
外国の友達がたくさんいる大人たちになる。
友達の国は、嫌いになれないじゃんか、って、
案外そんなことが、いろんな解決策になったりしたらいいなあと、
そうね、思うのね。

とまあ、いろんな批判的な意見もありそうだけど、
自分でもいま書いたことにいろんな穴があることも分かるけど、
とにかく仲良くしたいです、ほんと。


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