先日は、スーパームーンということで、月がいつもより明るくて、大きかったですね。

月や火星や、地球の大気圏外にコロニーが出来たら、というようなSFは僕も好きで、観たり読んだりするけれど、
反面。まあそんなにがんばらなくてもいいじゃん、という気分も地面に刺さってある。

分からないものや届かないものへの好奇心を、どこかで諦めようよ、っていう感覚があって。
自分の手の届く範囲に幸せがあればそれでいい。
月は近くても遠くても、やっぱり遠い、届かないもので、
まんまる、っていうだけでいいじゃんか。
っていうおじいちゃんみたいな気持ちに、最近よく、なります。

たとえば十五夜に、月がまんまるいから丸いおだんごを食べる、っていうそれだけなのが、かわいいなあ。僕らは草の生えた地面からそれを見ているだけで、
宇宙は宇宙。日々は日々。神話と同じ抽斗に入っていてほしいなあ、月は。

人の謙虚さにこそ魅力を感じてしまうような、最近のいろいろなんだと思います。
政治の話です。


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